Wednesday, December 11, 2013

なんとセメスターがおわる。

そんなこんなでもう学期末です。あと2日でFall Semester 2013もおしまい!
なんだかんだこの一ヶ月忙しくて更新が滞ってしまいました。ということで、ざっくり近況報告。
前回の日付から振り返ると、10月末はマイアミで開催されたNational Dance Education Organization (NDEO)による学会に行って、11月半ばには2年生が振付をするMaster’s Concertに出演して、11月末のサンクスギビングくらいから期末という感じでした。

NDEOは、ワークショップがたくさんあって、学校でダンスを教えている人、スタジオで教えている人などさまざまな人たちが実践に役立つものを提供していました。もちろんペーパーの研究発表もあったのですが、ワークショップの方が数が多かったように思います。いろいろと思うところもあったのですが、それはまた今度。いずれにしても「こんなことをやっている人たちがいるのか」と世界が見えたのでよかった。個人的に一番面白かったのは、世界の舞踊教育事情に関するパネル。この国際的な企画は今年が初の試みだったそうで、6カ国の事情をそれぞれの国の代表が話すというものだったのですが、世界的に舞踊教育がどのような立場にあるのかと聞くことができたのは興味深かった。やっぱりどこにおいても芸術科目にするのか、体育科目にするのかというのは悩むところらしい(国の教育機関的にというか。わたしたちは芸術科目として入れたい)。どこも共通してあった問題点は、指導者の質と数のバランスの問題と環境(場所)の問題でした。
それから、学会に一緒に出かけた同期たち4人と一緒の部屋に泊まって、学会でミスする授業の課題のための話し合いや自分たちの舞踊教育に対する信念について夜中2時くらいまで語り合ったり、なかなか充実した時間でした。ABTのコースからはわたしだけの参加で、なかなか丸4日間一緒にいることなんてないメンツだったのでよかったなーと。学校教育における舞踊教育専攻の人たちは、ABTの人たちとはまた違った考え方を持っているから新鮮だし刺激になる。

そのあいだにもABTのカリキュラムを自分の言葉や知識でまとめなおすOutlineというものを作らなければならなかったり。これがなかなか大変で、バレエで使われるボキャブラリー(つまりパやポール・ド・ブラなどの動きの種類)の定義、目的、よくある誤りとその修正法についてまとめて、カリキュラムのレベルごとでどのように発展していくかを表にする、という作業。細かいのだけれど、調べていくと「ああなるほど!」と思うことやステップからステップの発展、またあるステップの誤りが根本的にどこから来ているかがだんだん分かってきてとても勉強になりました。わたしが珍しく連日3時近くまで起きて作業をするということが起きました(本当に大学院生って言えるのかというくらいわたし多分徹夜とかしないんだけど)笑 今学期は3歳からのPre-Primary Levelから10歳以上のLevel3までだったので、その分まで。それから先はまた来学期以降に追加されていきます。ひーひー言いながらABTの同期たちと頑張ってとりあえず制覇。

コンサートは、ABTコースの2年生が振り付けしたFrancesca the Chairというイスを使ったコミカルな友情作品に出演しました。わりと演技がメインなのですが、ところどころに結構マジなバレエのステップ(アレグロやジャンプのマネージュ)がちりばめられていて、音がいっぱいのバロックに合わせた作品で、とっても楽しかった!わたし以外出演者もみんな2年生だったのですが、仲のよさが出て楽しさがたくさん伝わったんじゃないかと思います。評判もよかったし。このメンツで来週焼き肉食べに行くのが楽しみで仕方ない…笑

ファイナルは怒濤のグループプレゼンの嵐。思いのほかたくさん学ぶことがあったパフォーミング・アーツのアドミニストレーションの授業は、実際にNPOにアポとってインタビューしてきて、その団体をSWOT分析した上で、今後5年のプランを提示するというもので、なかなか大変だったのだけど、面白かった。今までだったら絶対に足を踏み入れない世界だったので、仕組みがわかって面白いし、世の中捨てたもんじゃないと思える主旨をもった団体があるということが知れてよかった。けど、団体がインタビュー応じてくれたのプレゼン一週間前だったので準備も怒濤。それに加え、ABT-NTCの指導資格の試験もこの月曜日にあって、さらに今週プレゼン3つで、てんてこまい。今日やっと全部終わったので開放感にひたりつつ、時間があまりすぎてて困っているところ笑 

振り返ると3ヶ月とは到底思えない濃さだったけれど、考えてみたら一瞬でした。というか、この一年変化や面白いことがたくさんあって、本当に長い…笑 NYで舞踊教育、しかもバレエ専門で学べるなんてすごいとは思っていたけど、こんなにもしっかりとわたしの中に土台をつくってくれるようなものになるとは思っていませんでした。日本でマスターをやっていたときからだんだん「ああだからこれやりたいんだ」というようなmake senseする瞬間は結構あったのですが、それがさらに地に着くように整理されて結ばれた感じ。もう少し整理がついたらブログにも載せられたらとは思いますが、わたしのなかの舞踊教育に関するビジョンもしっかりしてきました。いままで学んできたことと照らし合わせることもこれからお休みにはいってじっくりやっていきたいなと思っています。でもここまで発狂せずに(いや多少はしたか笑)やってこれたのも、いつも助け合って励まし合う同期がいたからだなー!と思っています。感謝:) そしてABT同期とは土曜日にロシア料理を食べに行くのでこれも楽しみ笑 大学院一学期生き延びた!!!!と完全にみんな打ち上がってます。

12月後半は家族や友人たちが遊びにきてくれるので楽しみ!:) ひさしぶりのNYのクリスマスを満喫します。
次の更新がいつになるかわからないので、とりあえず、Happy Holidays to All!!