まだあと月曜日が残っていますが、ひとまず一週間を終えて。
どんな授業をやっているかを紹介します。
ちなみに、ABTはAmerican Ballet Theaterの略です。わたしのコースはABTが考案したNational Teaching Curriculum(NTC)をベースにバレエの教授法を学ぶものなので、ABTはいっぱい出てきます。
①アート・マネジメント
ABTの教育部の方々が講師陣となって、NPOのマネジメントについて学んでいきます。ここまで来て、ドラッカーを読んでいます。去年日本で文化マネジメントのコースを取ったけれど、それは概論という感じ(とても面白かった)。こちらはもっと実践向き。どこかで必要になるようなものだろうとは思うけれど、今まで全く触れてこなかったものだし、そもそもNPOが実際どういうものかも分かっていないので、いい機会の新たなるお勉強。講師陣の二人は実際にABTであれこれ切り盛りしてる人たちなので、バレエの現場の人のpoint of viewが分かるのは面白そう。そのうちcity centerのマネジメントやってる人などなどもレクチャーに来てくれるそう。ちなみに、勉強するのはアメリカのことになるので、日本ではまた勝手が違うだろうけど、それはまたそれで勉強です。
②ABTの教授法のクラス
これは週3回の朝10時から1時までの授業で、前半90分はレッスンで後半に理論のレクチャー。まだ始まったばかりなので、どうやってABTがこのカリキュラムを作るに至ったか、なぜこの方法を取ったのか、「選ばれた一握りの人」以外の人も含めたバレエ教育はどうあるべきなのかをプログラムを作った張本人のRaymond Lukensからレクチャーされています。レッスンも彼が教えてくれます。彼がバレエを教わった人はワガノワの直弟子だし、バランシン本人が教えるクラスも受けたこともあるし、チェケッティも勉強して、ヌレエフと一緒に踊っていた経歴の持ち主。「例えば」と例にあげてくれる話がダンサー、そして教師としての実体験からきているものだし、本当にたくさんの(有名な)ダンサーたちを見てきているから説得力があるし、わかりやすい。昨日は、Raymondと一緒にこのプログラムを立ち上げた、ABT付属のバレエ学校Jacqueline Kennedy Onassis (JKO) Schoolの校長のFranco De Vitaの特別レッスン。彼はパリ・オペラ座で訓練を受けて、踊っていたダンサー。バレエに詳しい人でないと、この網羅具合のすごさが分かりにくいかもしれないけれど、とりあえず、今まで世界中で行われていたバレエのあり方を見ていった上で、人間の身体・脳の発達や解剖学など科学的な知見から考案されたプログラムです。レクチャーもだけれど、レッスンもとっても勉強になります。踊ったすぐあとに、話を聞いて、というプロセスでより一層理解が深まる。
あと1ヶ月に1回くらいは、ABT専属のメディカル専門の方が解剖学、動作学、栄養学、などなど、ダンサーの健康に関するレクチャーをしてくれます。バレエ・ダンサーのエキスパートなので、わたしたちダンサーも得るものがあります。
③舞踊教授法・教材
この授業、初回がユダヤ教の新年前日で、ユダヤ教徒の先生なので最初の15分でいなくなってしまい、あまり概要がはっきりしていません笑 が、とにかく教育の理論家たちの本やら論文やらをたくさん読んでディスカッションする、という授業みたいです。デューイとか読みます。もちろんドゥブラーも読みますよ!一番キツいと言われる授業。
④Kaleidoscope Dancers Company
この授業は、実質、ダンス・カンパニーとして機能します。意味がわからないと思いますが、最終的にはNYC各地の小学校から高校までの生徒たちを呼んでパフォーマンスを見せて、ディスカッションして、レッスンをして、ダンスを作って、見せ合いっこする、というワークショップをやるための授業です。コミュニティ・サービスをやっていく授業なので、カンパニーという形態を取っています。今年は、Dance Edの専任の先生以外に、この夏にこのコースを卒業したウガンダ出身のdance educater(彼もフルブライター!)が率いてくれます。ウガンダは東アフリカの国。わたしたちが普段アフリカン・ダンスとして目にするものは西アフリカのもの、あるいは西アフリカにベースしたものが多いので、東は珍しいとのこと。わたしも西アフリカの踊りはやったことあるのだけど(意外だろうけどあるんです!笑)、全然動きの質が違う。子どもたちに教えることになるので、子どものダンスを習ったのですが、歌いながら踊ります。普段踊りながら歌わないし、そもそも歌わないし!!みんなでひーひー言いながら、やっていました笑。でもとっても楽しい。2年目の人たちに「今朝Kaleidoscopeあったんだ」と言ったらみんな「わー!いいなー!!またやりたい。超楽しいよね!」と言っていました。ふふ。
⑤わたしたちも、そして先生もいまいち分かっていない授業 笑
とりあえずNY中のいろいろな資源を使えるように、という授業です。フィールド・ワークに行ったりするみたいですが、全貌いまだわからず。誰も理解していない。そのうち分かると思います。
⑥Laban Movement Analysis
これは月曜日なのでまだだけれど、とりあえずLabanという人が考案した動きの分析法を学びます。考えてみたら以前留学したときにこの理論の授業取ったなと思ったり。でも5年も前の話なので、頑張って思い出します笑
あと11月半ばにMaster's Concertがあるのですが、そのオーディションが明日あるので行ってきます。オーディションといってもそんなコワい感じのではないらしいです。多分コンテンポラリー・バレエの作品になると思うのだけど!
とりあえずこんな感じです。でも2年生には「んー、1月くらいになるまで多分何がどうなってるのかわかんないと思う笑」と言われました。
ひとまず頑張りますが、すでに楽しいです。
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